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夫の涙

今日は連休の中日だったので、いつもの休日のように車いすで外に散歩に連れ出した。

今日は近くの団地のほうまで行ってみたが、いつも人通りが少ない。

子供たちがボール遊びなどをする公園などを見ながら、帰り道、

夫が言った。

「自分の足で歩きたいなあ」

 

夫の足はもう回復はすることはないと思っている。

動くことはある程度できるが、体重を乗せて二本の足で歩くことはまず無理だ。

少しイラついたようにそんな言葉を出した。

私は、何も言うことができない。

 

帰り道、夫の好きなギタリストがたまたまいた。

この辺に住んでいるのかもしれない。

それで、夫は少し気持ちが明るくなったようだった。

 

帰ってきて、テレビをつけたら、パラリンピックの選手の番組がやっていて、それを耳で聞いていたら、見たいという。

眼鏡をかけた瞬間にもう終わってしまったが、夫はこうなる前はいつもパラリンピックなんてやるんじゃねえ、と言っていた。

障碍者は、スポーツなんてやる資格ないというのだ。

私は、その考えは同意できなかった。

 

でも、夫は今、そんなことはないと思い始めているだろう。

今日はひたすら、自分の不自由さが身に染みてつらかったようで、涙を流し始めた。

 

確かに、夫の身になってみれば、つらいだろうと思う。

でも、きっと、障碍者がスポーツなんかやる資格ない、なんて言ってた考えは、傲慢だったし、それを考え直すことは、生きてるうちに必要なことだったろう。

 

大丈夫だよ、霊界に行ったら、あなたは健常な体を持ってることに気づく。

そして、先祖によく頑張ったとほめてもらえるだろう。

心の中でそう言っている私なのだ。