夕方病院へ行くと、渡辺先生がマッサージしてくれている最中だった。
今日は昼は車いすで食堂で食べたという。
何とか、続けていけそうだと言っていた。
病室はお通じしたばかりで臭かった。
「言ってもいいかな?おにぎりみたいなのしてて」と大笑い。
明るくやってくれるので助かる。
おそらく、夫が暗くなりやすいのをわかって、励ましてくれているのだ。
理学療法士に、はなわさんという人がいて、ちびまる子ちゃんにその名前のキャラクターがいるからだ。
それで、私も手術したという話をすると、渡辺先生は、自分はマンモグラフィが怖くてやったことがないと言っていた。
怖くなんかないですよ、張っていなければ痛くもない。
1~2分ちょっと苦しい体制を我慢すればいいですよ、と言った。
早いうちなら治りますから、と言うと、やらなくては、と思ったようだった。
渡辺先生が帰って、夕食を食べさせた。
今日は完食した。
最後のデザートがバナナで、結構量もあったので、おなかいっぱいだと言っていた。
帰ってくると、息子は出かけていていなかった。
自転車がなかったので、おそらく中学の友達と会いに行ったのだろうと思う。
お酒を飲んでいたかもしれない。
夜、祈っていたら、突然、神様の愛が感じられて、涙が止まらなくなった。
そう、神様はいつも私のそばにいて、私が求めるのを待っている。
昔、私に、「どうして私のようなものを導かれたのですか」と聞いたとき、
「ただ救いたかった」と声が聞こえた。
また、「どうしてこんなに馬鹿な私を使われるのですか」と聞いたら、「馬鹿な子ほどかわいいんだよ」と答えられた。
神様は情の塊のような方だとパウロは霊界からの手紙に書いてあったが、まさにそうなのだと思う。
お父様は、神様の涙を知って、何を言われようと意に介さず、ただ神様を慰めようと奔走した方だった。
神様の涙は、親の涙だ。
それを思ったら、何事も怖くないとまで思える。
でも、実際なにか起こったらどうしようとも思うのだが。
所詮、その程度にしか私はわかっていないのだと思う。
明日は教会に行って月例をおさめてくる。
頑張って、神様を心に抱き、少しでも慰められるような自分に変わっていきたい。