apapaの日記

apapa奮闘記

6/18

今日は雨っぽかったが、自転車で行けそうなので自転車で病院へ行った。

病院へ着いたのは6時。

行くと、夫は起きていた。

仕切りに右足を動かし、ベッドの中でもがいている。

「来たよ」と言うと、「来たの?」と言った。

昨日より、はっきりと返事が聞こえる。

見ると、右の鼻に入っていたチューブが左に変わっている。

まだ、口から物は食べられないようだ。

 

右手のミトンが臭くて仕方がない。

夫も「これ臭い、洗ってもらえないかな」というので、外して看護師に聞きに行った。

「すみません、これ、すごく臭いんですが、取り換えてもらえませんか」

そういうと、新しいのを出してくれた。

そして、「昨日、鼻のチューブ抜いたんですよ。気を付けてください。」と言われた。

 

最初、ぴんと来なくて、なんか治療で変えたのかな?と思ったんだけど、よく考えてみると、自分で引っこ抜いたってことだなと思った。

やっぱりやったか。

 

一応、私がいる間は取ってもいいが、一人ではミトンをとれないな、と思う。

 

ベッドに戻って、右手を拭いてあげる。

垢がぼろぼろ落ちる。

臭いはずだ。

 

右足をしきりに動かし、ベッドから降りようとしているみたいだ。

テレビ台のほうまで足の先を持っていき、なにか言ってる。

どうやら、「財布」「薬飲む」と言っているようだ。

財布は持ってきていない、薬はまだ口からは飲めないんだよ、と言うと、

「痛いんだよ」という。

どこが痛いの、と聞くと、左足、左手。

麻痺してるほうだが、感覚を脳が覚えてるらしい。

 

「俺の病状を知りたい」と言ってきた。

「まあ、遅々としてるけど、よくはなってるんだよ」と言った。

実際そうだ。

でも、痛みがあるのはかわいそうだ。

 

暴れて苦し気な格好になってるので、きちんと直してあげたい。

「もっと上に行きたくない?」と聞くと、「行きたい」というので、いったんベッドの頭のほうを下げてずらしてからもう一度上げることにした。

 

でも、体が重いので、看護婦さんを呼び、「もっと上に行きたいみたいなんです」と言うと、やってくれた。

栄養を取っている最中だったので、いったん止めて動かしたのを見て、「止めたんですか?」と聞くと、「逆流とかするといけないので」と返ってきた。

そうなんだ、やっぱり勝手にはできないんだな、と思った。

 

今朝、大阪で大きな地震があり、4人も死んだ。

そのことは知っているか、と聞くと、夫は知っている、と言っていた。

テレビの画面の向きがベッドに向いていたので、テレビを見たんだろうか?

「お姉さん、大丈夫かな?」と姉のことを心配していたが、「メールで大丈夫だって言ってきたよ」と言った。

そして、息子のことを心配していた。

 

きちんと会話ができたのはいいが、それまでわからなかった本人の痛みがあることが分かった。

かわいそうだが、どうにもできない。

今度、医師に相談してみよう。

 

帰りは雨が降っていたが、カッパは持っていたので、カッパを被って帰った。

 

帰ってきて報告すると、義父が、「それじゃ、たぶんもうよくなっていくな」

という。

何の根拠もない楽観的なこの言い方が、なぜか妙に腹が立つ。

なぜなんだろう?

この人じゃなきゃ、同じセリフでもそう思わないのではないかとさえ思う。

 

みんな、老人問題は大きい悩みのようだ。

私だけじゃない。

友達の話を聞いていると、そう思う。